今回は、徳川家ゆかりの地を巡るため、かつて駿河国と呼ばれた静岡県へ行ってきました。
私が徳川慶喜に興味を持ったきっかけは、NHK大河ドラマ『青天を衝け』です。
その後、司馬遼太郎先生の『最後の将軍』や『燃えよ剣』を読み、幕末という激動の時代をさまざまな角度から知るうちに、徳川慶喜という人物への興味がどんどん深まっていきました。
本やドラマの中で見てきた人物が、実際に歩き、暮らした場所を自分の目で見てみたい。
そんな思いが強くなり、今回の旅行を計画しました。
駿府城


まず訪れたのは、徳川家康が晩年を過ごした地として知られる駿府城です。
実際に門の前に立つと、その迫力に圧倒されました。
重厚感のある佇まいから、徳川家の歴史の大きさを感じます。
歩きながら、以前訪れた二条城とどこか似た雰囲気があるようにも感じました。
歴史上の人物が実際にこの場所を歩いていたのかもしれないと思うと、ただ城跡を見学しているだけではなく、時代を越えてその空気に触れているようで、胸が高鳴りました。
久能山東照宮
次に向かったのは、久能山東照宮です。
本殿まで続く石段は、なんと1,159段。
一段ずつ登りながら振り返ると、駿河湾の美しい景色が広がっていました。
夏の蝉の声を聞きながら進んでいくと、周囲の空気はどこかひんやりとしていて、神秘的な雰囲気に包まれていました。
暑さと石段の大変さはありましたが、その分、たどり着いたときの達成感も大きかったです。
歴史ある場所に自分の足で向かい、実際にお参りできたことが、とてもうれしく感じられました。


浮月楼
今回の旅で特に楽しみにしていたのが、徳川慶喜が暮らしていた屋敷跡にある浮月楼です。
徳川慶喜が実際に生活していた場所に入れると思うと、訪れる前からずっとわくわくしていました。
晩年の慶喜は、写真や油絵、狩猟など、さまざまな趣味を楽しんでいたそうです。
浮月楼では、慶喜が実際に撮影した写真や、当時の暮らしを感じられる展示を見ることができました。
歴史上では「最後の将軍」として語られることの多い徳川慶喜ですが、展示を見ていると、一人の人間として穏やかな晩年を過ごしていた姿が浮かんでくるようでした。
教科書や小説の中にいる人物ではなく、ここで生活し、好きなことを楽しんでいた一人の人だったのだと感じられたことが、とても印象に残っています。
美しい日本庭園を眺めながらいただいた食事も素晴らしく、時間がゆっくり流れているような感覚になりました。

歴史の舞台を実際に歩いて感じたこと
看護師の仕事とはまったく違う分野ですが、私は昔の人たちの生き様や言葉に、いつも励まされています。
悩みながら決断したこと。
時代に翻弄されながらも、自分の役割を果たそうとしたこと。
その後の人生を、自分なりの方法で生き続けたこと。
本やドラマだけでも十分に心を動かされますが、実際にゆかりの地を歩くと、その人物が急に身近に感じられます。
今回の静岡旅行は2泊3日でしたが、まだまだ訪れたい場所がたくさん残っています。
すべてを一度に回れなかったことは少し心残りですが、続きを次の旅の楽しみに取っておくのもいいのかもしれません。
好きな人物や時代を追いかけて、その土地まで足を運ぶ。
私にとって歴史旅は、心を充電してくれる大切な推し活です。
好きなことに夢中になる時間は、日々を頑張るための力を与えてくれると思います。
皆さんも、心惹かれる人物や場所があれば、ぜひその世界にどんどんのめり込んでみてはいかがでしょうか。






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