『海賊とよばれた男』は、百田尚樹さん著の歴史経済小説です。
困難にぶつかっても信念を貫き続ける主人公の姿がとても印象的で、読んでいて強く心を動かされました。
私は山崎貴監督が手がけた映画版を観たのですが、その中で特に心に残った言葉があります。
「地べたに落ちたものを拾うのは簡単や。
けど、あんたもっと高いところ見てるやないか。
それはなかなか難しいで。
3年あかなんだら5年、5年であかなんだら10年や。とことんやってみろや、諦めんと。
仕事がなかったら作ったらよろし。それでどうしてもあかんのかったら二人で乞食でもしよか。」
この言葉を聞いたとき、胸にぐっとくるものがありました。
ちょうどその頃の私は、自分の目標に向かって努力を続けることが難しいと感じていた時期でした。
思うようにできない自分が悔しくて、前に進みたいのに進めないような感覚がありました。
そんなつらい時期にこの映画を観て、
「まだやれることはある」
「どれだけ時間がかかっても、続けていけばいつか実を結ぶ」
と励まされた気がしました。
すぐに結果が出なくても、諦めずに続けること。
うまくいかない時期があっても、自分の目指すものを簡単に手放さないこと。
その大切さを、この作品から教えてもらったように思います。
観ているうちに感情があふれてしまって、気づけば号泣していました。
『海賊とよばれた男』は、ただ熱い物語というだけではなく、しんどい時に「もう少し頑張ってみよう」と思わせてくれる作品です。
私にとっては、諦めずに努力することの意味を改めて考えさせてくれる特別な作品になりました。